ピルとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンが配合された錠剤のことです。種類は、ホルモン量の少ない順に、低用量、中用量、高用量があり、低用量ほど副作用も少ないです。ピルは、避妊と避妊以外の副効果、大きく分けて2つの目的で服用されています。ピルを服用すると体内のホルモン量が増えるため、脳が必要なホルモンを排出したと認識して、卵巣にホルモン分泌の指令を出さなくなります。すると卵胞が成熟せず排卵が起きなくなり、さらにプロゲステロンの働きにより受精卵を着床しにくくします。このような作用から、正しく服用さえすれば、ピルの避妊効果はほぼ100%と言われています。また、ピルには生理痛や生理不順の改善、月経前症候群の軽減などの副効果があります。ホルモンバランスが変化するため、にきびの改善、多毛症の改善も期待できます。ただし、ピルはすべての人が服用できるというわけではなく、血栓症のリスクが高い人、血糖値の高い人、乳がん・子宮がんの人、35歳以上でタバコを吸っている人などは服用できない可能性があります。また一時的ですが副作用として、吐き気、嘔吐、頭痛、乳房のはりなどが現れることがあります。