女性外来とは、内科や外科、婦人科といった従来の診療科の分類に属さず、女性の心と体を総合的に診察する診療科のことをいいます。女性外来の各施設に共通している特徴として、スタッフが女性であるという点があげられます。女性外来は、アメリカで研究が進んでいる性差の違いに考慮した医療(ジェンダー・スペシフィック・メディスン)のひとつで、様々な病気の原因や治療法が男女では異なることが分ってきたことから始まったものです。また、女性にとって産婦人科、泌尿器科、乳腺外科などで胸や性器を男性医師に見てもらうことは抵抗があります。加えて「産婦人科=内診」という印象があり、症状がかなり進行し、我慢できなくなるまでなかなか病院に行く気になれないという女性も多いようです。月経のつらさ、更年期の悩み、性交渉に関係することなどは男性の医師には話しにくく、そのため「できるだけ病院は受診したくない」と思う女性が多かったようです。そういったニーズからも、近年は女性外来を開設している医療機関も増えてきています。不調はあるけれど、どの病院に行けば良いのか分からない…といった悩みを抱えている女性は、ぜひ女性外来を受診してみることをおすすめします。